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白洲正子さんの本から。

Category : デザイン
うちの家内が白洲正子さんの「器つれづれ」という本を買ってきました。

本屋でパラパラとページを繰っていたら、「信楽」という

くだりを見つけて買ってきたらしいです。

20090507

「信楽」の下りの中で、えらく共感する言葉がありました。


『私はあえて「発見」という言葉を用いたが、古いものの中から生活に合った
ものを見出すのは、利休以来の日本人の伝統である。現代は独創ばやりの
世の中だが、現在を支えているのが過去ならば、先ず古く美しい形をつかま
ねば、新しいものが見える道理はない。こんな自明のことを皆忘れている。
忘れているのではなく、ふり返るのが恐ろしいらしい。が、伝統を背負って生
きていく勇気もないのに、何で新しいものを生み出す力が与えられよう。人間
は、雌鶏みたいに、気楽に卵を産みおとすわけには行かないのだ。』
(『日本のやきもの7 信楽伊賀』1964年・淡交社)

この続きに、一緒に信楽に行った八木一夫さんとのお話があります。




そして、締めくくりは、こうです。

「伝統と、伝承は、しばしばとり違えられている。たとえ姿は変わっても、
後に「信楽」が生まれたことを思えば、陶器の伝統は立派に復活された
のだ。今はどちらかといえば、その反対で、技術は伝承されたが、伝統
は失ったとみるべきであろうか。が、これは焼きものの世界だけのことで
はない。」


1964年といえば、僕が3歳のころです。

すでに白洲さんは信楽の将来を見ていたようにも思います。

今、信楽で焼き物に携わっている一人として、「信楽」とは何かということを

いつも思っています。



もっともっと、削ぎ落として行かなければなりません。




今日も見てくれてありがとうございます。

テーマ : 食器
ジャンル : 趣味・実用

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㈱デイリーライフ信楽の田中將之です。
滋賀県・信楽で陶器の仕事をしています。
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